一般社団法人Mana まな保育園

園長コラム

2025年08月

「居場所Manaを試みて思う」

今年の夏の暑さは今までに体験したことのない暑さです。7月30日には兵庫県丹波市で41.2℃を記録しました。毎日の天気予報では37℃や38℃の予想に慣れ「また暑くなりそうだ」でいつもの様な生活をしていてもこの40℃越えのニュースにはびっくりです。

家畜やお米、野菜など自然の恵みを受けて生育しているほとんどのものはこの暑さで大きな影響を受けているようです。もちろん人間も同様です。地球温暖化が身近なものとなっています!

 

7月20日(日)「居場所Mana」が保育園で初めて行なわれました。居場所Manaランチ限定30食でしたがほぼ完売し、限られた時間をランチのカレーを食べながらのんびりと日曜日のひと時を参加された皆さんは過ごしていました。

もう一つの「学童居場所Mana」を7月、8月に6回予定し、現在4回が終わりました。

就労している親たちの子どもたちは、夏休みは家庭で昼食を食べるのを保育園で食べて学童の居場所にしたらどうかとの思いから試みてみました。

主に職員の子どもと在園児の兄弟、姉妹の利用で小学1年生から6年生まで1日、5名~10名ぐらいの少人数です。がこれがまた、思った以上に子どもたちが主体的に時間を管理し、昼食づくりのお手伝いや保育園の子どもたちとの関りを自主的に申し出てきたのに担当した職員は、少しうれしい戸惑いを覚えたのでした。

かつて、保育園で学童保育を行った経験のある私も「こんなだったかな?」、夏休みは多人数になるために担当者が色々な企画をし、子どもたちをまとめること(管理する)に重点を置き、子どもの自主性や主体性などは二の次の学童保育だったように思います。

何が違うのでしょうか?

まずは環境、学童保育で今回使用している部屋は一時預かりの保育園北側のアパート一世帯分です。ここでの保育はダイニング、キッチン、リビングのワンルームで遊び、もう一部屋(寝室)は勉強したり、読書したり静かな活動と使い分けができます。当然お風呂や洗面所、トイレもあり子どもたちは家庭と同じような空間の中で過ごすことになります。

このような環境は、広い一部屋の中で、多人数で過ごすとは違います。広い一部屋の中で多人数は、必然的に保育者は管理者にならざるを得ません。そう言えばこのアパートに初めて保育園の2歳児の子どもが入ってきたとき「TVがないね」といったことを思い出します。きっと家庭を連想したのでしょうね。

そして人数です。多人数の中では、自主性や主体性は育ちにくい(出しにくい)のです。これは保育園、幼稚園、小学校など人間が育つための環境でも同様なことが言えるのではないでしょうか?

学童居場所Manaを利用したある子は「ここの(学童)の先生はやさしいね。学校の学童の先生は怒ってばかりいる」と言いました。学校の学童の先生もきっと、こうした環境の中では怒ることはないでしょうね。(笑)

子どもにとって現在過ごしている環境は安心して、主体的に、自主的に自己発揮できる環境であるかどうか、特に保育園という小さな幼い子どもたちは、大人にとっては広くて開放感がある空間でも子どもにとってはもしかしたら、体育館のようなところで、大げさに言えば“避難生活”をしているような生活ではないだろうか?と思うのでした。

日本の保育園、幼稚園、小学校などでの一クラスの人数は他の先進国に比べて多いと言われています。

子どもたちの為にも、日本の未来の為にも是非とも見直してほしいと願うばかりです。

 

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