2025年09月
「『Mana家(chi)ごはん』を始める理由」
いよいよ10月からまな保育園での夕食販売「Mana家(chi)ごはん」を始めることになりました。
園の基本理念の一つに「生きる力を育む」とあり、その一つに「基本的な生活習慣の確立」があります。これは生まれて間もない子どもたちがこれからの人生を心身とも豊かに健全に生きる力をしっかりと身につけてもらいたいと考えているからです。
生まれて間もない赤ちゃんは、寝ている時間が大分部を占めていますが、やがて成長するに従って、起床、食事、排泄、遊び、睡眠など一日の生活のリズム(生活習慣)が次第にできてきます。
この生活リズムは毎日の生活の中で繰り返すことによって、身につき、体で覚えることで心も体も豊かに、生きていく力をつけることができると考えています。
しかし、こうした生活リズムは、周りの親や大人の生活リズムに大きく影響を受けます。
「朝日とともに起き、夕日とともに寝る」は、古代の人々から人間の生活として引き継がれてきましたが、次第に人間社会の文明が発達につれて、そのような生活は忘れられて、というよりできなくなってきました。
同様に「早寝、早起き、朝ごはん」という言葉を皆さんは聞いたことがありますか?
これは、2006年に文科省と「早寝早起き朝ごはん」全国協議会が連携して国民運動として始まりました。多分30代以上の方はご存知だろうと思います
これは、当時子どもたちの生活が朝食抜き、夜更かしなどの生活習慣の乱れが深刻化し、学習意欲や体力、気力の低下が問題になってきたからです。
私も以前勤めていた園での記憶ですが、「早寝早起き朝ごはん」を推進している時、子どもの睡眠時間の調査をしました。その時の調査の結果、就寝時間が保育園に通う子どもより幼稚園に通う子どもの方が約1時間ほど早かったのです。その時私は、これは就労している家族(母親)の影響が大きいだろうと思いました。
就学前の子どもたちは、夜8時に就寝し、朝6時に起床、10時間の睡眠をとることを目安に調査をしたのです。
幼稚園に就園している子どもたちは大体夜8時には就寝し、睡眠時間も10時間はとっていましたが保育園の子どもたちは10時間以下の睡眠の子どもが幼稚園の子どもより多かったように記憶しています。(当時は幼稚園に就園している子どもの家庭はほとんどが専業主婦でした)
・「早寝」は、心身の疲労の回復と脳や体の発達を促し、睡眠中に分泌される成長ホルモンが子どもの成長発達を助けます。遅い時間の就寝は成長ホルモンの分泌に影響を与えてしまいます。
・「早起き」は、地球は24時間周期ですが、人間の体内時計は約25時間周期です。これを朝の光を浴びることでリセットします。リセットされないと時差ボケ状態で一日を過ごすことになります。
・「朝ごはん」は、脳のエネルギー源となるブドウ糖や栄養素を補給することで午前中から活発に活動でき集中できます。
このような生活習慣を幼い頃から繰り返し、まずこのリズムを身体が覚えることによって生きる力の源が作られるように思います。そして子どもの成長発達は身体と脳の関係の中で密接に関係していますから小学校に入っての学習にも意欲的に取り組んでいけるのではないかと考えています。
また、「Mana家ごはん」は、就労している家族(母親)にとっても、園ができる子育て支援だと考えています。子どもを真ん中にした子育て支援です。
そのような理由により少しでも子どもたちが「早寝、早起き、朝ごはん」の生活習慣(生活リズム)を確立するために始める「Mana家(chi)ごはん」なのです。
