一般社団法人Mana まな保育園

園長コラム

2026年08月

「子どもの育ちを大切にできる社会を!」

毎日の挨拶が、「暑いですね」「暑かったですね」「熱中症に気を付けて」等が当たり前のようになりました。

保育園の子どもたちは、そんな夏の暑さを楽しむかのように毎日水遊びに興じています。今までテラスや園庭にテントを張って行っていましたが今年は主に2歳児はシャッターのある職員の駐車場として使っていた通路を水遊び場として使うようになりました。そこは風通しは良し、日陰であり紫外線の心配は無し。最高の場所をみつけました。

今は、ラッシュガード(紫外線や擦り傷から肌を守るために着用するスポーツ用の衣類やTシャツ)を着用しての水遊びが当たり前になっています。

私が小学校の頃は、夏休みが終わって登校すると皆が日焼けして、肌が真っ黒になったことが、海水浴、プールでの水遊びやせみとりなどをして充実した夏休みを過ごした勲章でもありました。

それから半世紀以上経った今はその勲章はありません。変わりましたね。これも地球温暖化が進み、今こうした結果になっているようです。

最近のニュースに大規模なフランス、スペインの山火事、ヨーロッパではエアコンを設置している家庭は少なく、熱中症にかかる人も多く出ているとか・・・。この先この地球はどうなっていくのでしょうか?

そう!イーロン・マスク氏が率いるスペースX(SpaceX)は、人類を多惑星種へと進化させるために2050年までに100万人を火星へ移住させるという壮大な計画が示されたことはご存知ですか? そのために莫大な資金を集める様です。「地球温暖化を食い止め、地球を救おう!」よりも経済優先の地球脱出ですか?

2015年に子ども子育て新制度が始まりました。これは、「保育の量の拡大、保育の質の向上」が主な目的です。

保育、教育を受けようとする場合、保育認定(1号認定…幼稚園利用3.4.5歳児・2号認定…保育園/こども園利用3.4.5歳児・3号認定…保育園0~2歳児)を受ける必要があります。

保育時間も保育園利用の場合は、標準保育(11時間)と短時間保育(8時間)となり、就労等で保育時間が決められました。しかし、11時間の保育時間は保育園、そして集団のなかで保育を受ける子どもにとってはかなりハードです。

保育園に勤める保育士の労働時間は他の労働者と同じ基本8時間/日です。しかし11時間の保育時間ですから残りの3時間を補う保育士も必要となります。また子どもにとっても11時間集団の中で過ごすわけです。(この時間はあくまで保育園の開園時間ですので、標準時間のすべての子どもが11時間と言うわけではありませんが)

「働き方改革」が進み、かなり保育士の労働環境がかわりましたがまだまだです。同時に子どもの保育時間は就労先の企業の理解、協力が無ければ、改善されないでしょう。やはりこれも経済優先? ですか?

保育園は今まで少子化対策として、就労と子育ての両立支援を30年以上取り組んできました。そうした中での標準保育時間が11時間です。(子どもの保育時間は就労時間+送迎時間)、延長保育を行っている園はこれに1時間~2時間プラスされます。

園はこの時間開園するために、職員を確保しながら保育士の働き方改革に取り組んでいますが、子どもたちの保育時間は、就労先、企業の理解、協力などが無ければ改善しません。

地球温暖化と同様、このような環境で育った子どもたちが大きくなった将来はどうなるのでしょうか?

親子の絆、家族、家庭の中での信頼や安心感から育つ心の豊かさは保育園だけでは補えません。

日本も子育て、子どもの育ちを大切にできる大人(企業)がもっと増えていくといいのですが・・・・。

イーロンマスク氏のように今起こっている地球温暖化を食い止めるより、経済優先の火星移住計画のように、「子育てが大変ならばロボットAIにやってもらおう!」なんてなりませんように・・・・。

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