一般社団法人Mana まな保育園

園長コラム

2026年02月

「時代が変わって園行事の節分は・・」

2月3日は節分。「おには~そと」「ふくは~うち」と豆まきがご家庭でも行われてたのではないでしょうか。

私がこの保育園で勤務する前の保育園、こども園でこの日は、保育士が扮した鬼が登場し、その鬼に子どもたちが豆をぶつけて退治したり、部屋を暗くしてみんなでお菓子拾いを楽しみました。

私がまだ小学生の頃はこの節分のお菓子拾いがとても楽しみで、母親が用意してくれた袋をもってお友だちと一緒に近所のお菓子まきをしてくれる家を周ったのでした。そのお菓子がおやつになって毎日楽しみながら食べたことを思い出します。そうした思いでから、節分は鬼退治とお菓子拾いが恒例になっていました。

そしてお菓子拾いも、私が子どもの頃とは違って自分の好きなお菓子だけを拾っている子が年々増え、我先に!と拾う子どもたちが段々減ってきました。私が小学生の頃とは違って生活が豊かになったのでしょうか?時代は変わった!

また今では節分の鬼は「不適切な保育」と言われそうな“鬼”の登場です。子どもを怖がらせ、泣かせることは「不適切な保育」と見なされることもあるようです。

今年のまな保育園での節分は「不適切な保育」だったのか?皆さんで判断してみてください。

散歩から帰った2歳児さんの第一声は「鬼、(保育園に)来なかった?」です。どうやら今日は「節分で鬼が街中をウロウロしているようだ」との導入で散歩に出た2歳児です。私が「保育園にはまだ来ないよ。来ても『鬼は~外』でみんなで退治すれば大丈夫だよ」の会話をしていても緊張している様子の子が2名ほどいました。

そして「泣き虫おに」「おこりんぼおに」「いやいやおに」などもみんなのおなかの中にもいるかも知れないから「おには~そと」で退治しようで鬼に扮した“まえじーじ”(大家さん)が登場! みんなでボールプールのボールを投げてやっつけました。が・・・。勇敢にボールを鬼に投げつけている子、怖いながらも勇気を出して、ボールを投げている子、怖くて隠れながらも泣きながらボールを投げている子、(怖いことを知られたくなくて?)全く無視して別の遊びをしている子、その場から動けないで唯々泣いている子等々反応は様々でした。

途中で「この鬼は実は“まえじーじ”ですよ」で「角(つの)付かつら」をとってみたものの、まだ泣いている子も何人かいました。

「実は鬼は“前じーじ”」と分かっても子どもは「信じられない!」の境地だったのかも知れません。しかしそのうちにそばによって行く子も次第に増えて最後はみんなで写真を撮りました。そして2歳児といっしょに鬼の衣装を脱いだ “前じーじ”といっしょに食事をしたのです。私は鬼の姿の“前じーじ”と最後は仲良く食事をしていることをイメージして計画したのですが、まだ緊張していて泣いている子がひとりいたので前島さんに衣装を脱いでもらい食事をお願いしました。

翌日は、あれだけ泣いていた子が自分の作った鬼のお面をかぶって登園したり、また家に帰ってからも園での節分のお話を家族にお話ししてくれたとの家庭からの連絡も複数ありました。子どもはこの日の節分を

どのように受け止めてくれたのでしょうか?

<翌日のお便りから>

・鬼をみて泣いたと聞いたので家では、鬼のお面等は登場させるのをやめて、少しだけ父と一緒に豆をまく?投げる?位にしました。園での経験もあってか、『おにはーそと!』の掛け声を聞くだけでも笑っては、楽しんでいました。(0歳児K君) ・昨日は帰りの車で一生懸命豆まきの話をしていました。楽しかったようです。(1歳児Sちゃん)  ・オニのお面をつけてパパを起こしていました。(1歳児S君) ・節分が楽しかったのか昨日からずっと鬼役をしています。今も鬼なのだそうです。元気です。(2歳児S君)・鬼のお話しをしてくれました。(2歳児Sちゃん)・夜中起きて1時間ほど泣いてました。(1歳児Kちゃん)

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